EDITOR'S NOTE

スマートフォンを見ていると、世界が随分と早くなったと思います。情報は増え、選択肢も増え、何かを選ぶたびに、次の何かが待っている。

BIASEDは、そういう世界に少しだけ偏った目を向けるメディアです。インテリア、食器、洋服、自転車、音楽、本。テーマはバラバラに見えるかもしれないけれど、共通しているのは「手で触れるもの」への関心だと思っています。

アナログ、と言うと、古いものへの郷愁みたいに聞こえることがあります。でも、そういうことじゃない。新しい自転車でも、去年買ったコーヒーカップでも、手で触れて、時間をかけて関係を築いていくものならなんでもいい。大事なのは作られた年ではなく、手に馴染んでいくかどうかだと思っています。

デジタルで何でも調べられる時代に、わざわざ手に取って確かめたいと思うもの。そういうものを、ゆっくり紹介していきたいと思っています。

BIASEDというタイトルは、偏っている、という意味です。私たちは偏っている。そのことを、あまり隠す気がない。